後/後/先 の解説 - 小学館 類語例解辞典

後/後/先 の共通する意味

時間的に、基準となる時点より以後。

英語表現 after later

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後/後/先 の使い方

(あと)
▽何日か後で先生を訪ねた ▽難しい問題は後に回す ▽後は野となれ山となれ(=将来、どうなろうともかまわない)
(のち)
▽芝居を見たのち食事をする ▽雨のち曇り
▽先が思いやられる ▽まだ先の話だ ▽先の長い計画 ▽先にのばす

後/後/先 の使い分け

「後(あと)」は、「事件の三日あと」のように、ある事態が起こった時点を基準とする場合のほか、「あとで電話します」のように、現在を基準にする場合にも用いられる。それに対して、「後(のち)」は、「のちほど」のような表現を除けば、前者の場合にしか用いられない。
「先」は、基準となる時点以後のある程度離れた将来を表わし、基準となる時点以後のすべての時を表わし得る「あと」「のち」と異なる。たとえば、「あとのことはわからない」と「先のことはわからない」では、前者はある基準となる時以後のことがすべてわからないことを表わすのに対し、後者は、ある程度離れた時の状態がわからないことを表わす。
「あと」「のち」は、「彼はその事件から三年あと(のち)に結婚した」のように、過去のある時点を基準にすることができるが、「先」は、基準となる時点が現在であるのが普通である。
「あと」と「のち」では、「のち」の方が改まった言い方。

後/後/先 の関連語

後後
(あとあと)・(後後)(のちのち)・(先先) これから先。将来。「あとあと面倒なことになる」「のちのちの参考に見学する」「先々苦労するだろう」
直後
時間的に近いすぐあと。[英]immediately after「駅に着いたのは列車が出た直後だった」

カテゴリ

#事柄・性質#今昔

後/後/先 の類語 - 日本語ワードネット

の類語

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