- [共通する意味]
★他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。
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- [英]
- [使い方]
- 〔巻き添え〕
▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした
▽子どもを巻き添えにする
- 〔とばっちり〕
▽追突事故のとばっちりで二時間も足どめをくった
▽しかられた弟のとばっちりをくってぼくまでしかられた
- 〔そばづえ〕
▽他人のけんかのそばづえを食う
- 〔累〕
▽事業の失敗で親類にまで累が及んだ
- [使い分け]
- 【1】「巻き添え」「とばっちり」は、どちらもたまたま近くにいて迷惑や被害を受ける場合の表現だが、「巻き添え」には「…を巻き添えにする」のように、他人をひきずりこむ言い方もできる。「とばっちり」は、受ける側からしかいわない。
- 【2】「とばっちり」は、水などのしぶきの意の「とばしり」の変化。
- 【3】「そばづえ」は、他の人が打ち合いをしている杖(つえ)が自分に当たることが、もとの意味。「側杖」「傍杖」とも書く。
- 【4】「累」は、かかわりあい、の意味。
- [関連語]
- ◆(後腐れ) 物事が片付かないでわずらわしいことが残ること。「後腐れないように手続きをちゃんとして別れる」
- [分類コード]