で/に/を の解説 - 小学館 類語例解辞典

で/に/を の共通する意味

動きの場所を表わす。

で/に/を の使い方

▽図書館で勉強した ▽東シナ海で台風が発生した ▽解説欄で詳しく説明する
▽カバは動物園にいます ▽新製品に欠陥が見つかった
▽飛行機が空を飛んでいる ▽瀬戸大橋を通って四国に行った ▽家を出る

で/に/を の使い分け

「で」「に」「を」は、具体的あるいは抽象的な場所を表わす名詞(もしくは名詞句)につく。これらは、結びつく動詞の性質や種類によって意味に違いがある。
「で」は、動作・出来事の起こる場所を表わす。動作を表わす動詞には、ほとんどつくことができる。
「に」は、ものの存在する場所を表わす。「に」と結びつく動詞は、「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」など。
「を」は、移動するときの経路の場所を表わす。「を」と結びつく動詞は、「歩く」「走る」「泳ぐ」「飛ぶ」「渡る」「通る」など。
「で」は、「に」あるいは「を」とも組み合わせて用いることができる。この場合、「で」の方がより広い範囲の場所を表わす。「東京ホテル泊まった」「高速道路追い抜き車線走った」

で/に/を の類語対比表

校庭…遊ぶ椅子いす…座る校庭…走りまわる橋…渡る