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ため(に)/のに/に

  1. [共通する意味]
      ★目的で、という意を表わす。
  1. [使い方]
    • 〔ため(に)〕
      ▽失恋の傷をいやすため、一人で旅に出た
      ▽ワクチン開発のために一生を捧げた
    • 〔のに〕
      ▽心を通じ合わせるのに言葉はいらない
      ▽この論文を書き終わるのにあと何日かかるだろう
    • 〔に〕
      ▽遠くから泳ぎ来た人も多い
      ▽彼女に会い毎日その店に通った
  1. [使い分け]
    • 【1】「ため(に)」は、最も使用範囲が広く、名詞を「のため(に)」の形で受けることもできる。ただし、「Xするため(に)Y」のYには意志を表わす動詞が必要とされる。表例(1)では、「この本が便利だ」は意志ではなく状態・性質を示す表現であるため不自然だが、この文に係助詞「は」を補って「町の歴史を調べるためにはこの本が便利だ」とすれば不自然ではなくなる。
    • 【2】「のに」は動詞の連体形にしか続かない。「ため(に)」と同じように使われることも多いが、「XするのにY」のYには、状態や性質を示す表現がおかれやすく、表例(2)のように移動を表わす動詞(「行く」「来る」「帰る」「出る」「歩く」「通う」など)だけがおかれることは少ない。
    • 【3】「に」は、動詞の連用形にしか続かない。「XしにY」のYに移動を表わす動詞がおかれ、XとYが密接に結びついて途中に切れ目がない点が特徴的である。
  1. [参照]
  1. [対比表]
    町の歴史を調べる(調べ)…図書館へ行く町の歴史を調べる(調べ)…この本を買った①町の歴史を調べる(調べ)…この本が便利だ②町の歴史を調べる(調べ)…歩き回る
    ため(に)    ○    ○    -    ○
    のに    ○    ○    ○    -
    (調べ)○(調べ)-(調べ)-(調べ)○
  1. [分類コード]