なあ/ね(え)/わ(あ)/こと の解説 - 小学館 類語例解辞典

なあ/ね(え)/わ(あ)/こと の共通する意味

詠嘆・感動を表わす。

なあ/ね(え)/わ(あ)/こと の使い方

なあ
▽(1)すごいなあ、君の食欲は ▽(2)夕焼けがきれいだなあ ▽(3)彼って、とってもすてきだなあ
ね(え)
▽(1)君はずいぶん背が高いねえ ▽(2)お嬢さま、とてもお美しいわねえ ▽(3)たいそう大きな車だねえ ▽(4)とってもすてきなお宅ね
わ(あ)
▽この服、すてきだわ ▽なつかしいわあ、何年ぶりかしら
こと
▽まあ、なんて恐ろしいこと ▽とても素晴らしいお着物ですこと

なあ/ね(え)/わ(あ)/こと の使い分け

「なあ」「ね(え)」「わ(あ)」「こと」は、話し手の感動を表現する終助詞で、話し言葉で用いられる。詠嘆・感動を表わす形式には、終助詞のほかに助動詞(文語の「けり」「なり」)や感動詞(「まあ」「ああ」など)、一語文(象を見て、「大きい!」と言う類)などがある。
「なあ」は、主に男性が用いる。次の「ね(え)」とは違い、独り言でも用いられる(例文(2))。独り言であれば、女性が用いることもある(例文(3))。「なあ」にはほかに、願望の意を表わす用法(「僕もほしいなあ」)や相手の同意を求める意を表わす用法(「君も見たよなあ」)もある。
「ね(え)」は、話し相手のいる場合に用いる。男女の別なく用いられるが、接続のしかたが異なる。動詞・形容詞に接続する場合、男性は直接「ね(え)」をつける(例文(1))が、女性は「わね(え)」となる(例文(2))。名詞に接続する場合は、男性が「名詞+だ+ね(え)」となる(例文(3))が、女性では「名詞+ね(え)」となる(例文(4))。「ね(え)」にはほかに、念を押す意を表わす用法(「君、明日も必ず来る」)、相手の同意を求める意を表わす用法(「今日は水曜日だったよねえ」)などがある。
「わ(あ)」は、主に女性が用いる。次の「こと」と違い、年齢などに関係なく女性一般が普通に用いる。年配の男性が用いることもあるが、イントネーションが異なり、女性が上昇調であるのに対して下降調である。「わ」にはほかに、断定の調子をやわらげる用法(「それなら私にもできます」)などがある。
「こと」も女性が用いる。主に年配の女性が用い、上品な感じを与えるが、場合によってはいやみな印象を与えることもある。「こと」にはほかに、「ことよ」の形で、断定の調子をやわらげたり(「そんなお話うかがっていませんことよ」)、「ないこと」の形で、相手に同意を求めたり(「あなたもそうお思いになりませんこと」)、勧誘したり(「お茶でもいかがですこと」)する用法もある。

カテゴリ

#助詞・助動詞#

なあ/ね(え)/わ(あ)/こと の類語 - 日本語ワードネット

こと の類語

所定の場所・時刻で起こる事 の意

行為 の意

それ自身の存在を持つと考えられる特質または品質のいずれか の意

漠然としたある関心 の意

対象と見なされた言明 の意

出来事 の意

人の財政状態(よしあし) の意

特殊状況 の意

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