だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の解説 - 小学館 類語例解辞典

だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の共通する意味

推量を表わす。

だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の使い方

だろう
▽今日の試合はこちらが勝つだろう ▽彼はもう家に着いただろう ▽明日は晴れるでしょう
らしい
▽外は雪が降っているらしい ▽来年、入試制度がまた変わるらしい ▽この映画は面白いらしい
ようだ
▽彼女はどうやら忘れ物をしたようだ ▽彼には、この問題は難しいようだ ▽私にも非があるようだ
みたいだ
▽彼は彼女が好きみたいだ ▽だれもいないみたいだ
(よ)う
▽娘が大学に合格して、彼もさぞや鼻が高かろう ▽日本の自然は、今後ますます破壊されよう
まい
▽今後、彼のような天才は現れまい ▽今年の冬は、あまり雪は降るまい

だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の使い分け

推量とは、話し手が何らかの情報や状況に基づいて、ある事柄について想像したり不確実な判断を下したりする表現をいう。想像には、未来に関する想像だけではなく、現在や過去の事実に対する想像もある。
「だろう」は、推量を表わす最も一般的な語である。話し手自身が発話時点において推量したことを表わす。じゅうぶんな根拠がないことや主観的な事柄でも表現できる。したがって、その事柄が事実である確率は必ずしも高くない。「でしょう」は「だろう」の丁寧形。
「らしい」は、伝聞や具体的状況などの客観的根拠に基づいた推量を表わす。その事柄が事実である確率は「だろう」よりも高い。なお、「彼はとても男らしい」などの「らしい」は接尾語であり、助動詞の「らしい」とは区別される。
「ようだ」は、「らしい」のような客観的根拠に基づいた推量を表わすだけでなく、主観的な判断も表わす。たとえば、「私にも非があるらしい」と「私にも非があるようだ」ではニュアンスが異なる。前者では、私にも非があるという事実・根拠は伝聞によっていることを表わすが、後者では自分自身の判断によることを表わす。また、「みたいだ」は「ようだ」のくだけた表現で、主に話し言葉で用いる。丁寧形は、それぞれ「ようです」「みたいです」。
「(よ)う」は、古語の「む」が変化した語で、五段活用の動詞には「う」が、それ以外の動詞には「よう」が接続する。ただし、推量の用法は現代では文章語に限られる。話し言葉では、「(よ)う」は意志・勧誘の意味で用いられる(「さあ、早く行こ」「今日は魚を食べよう」)。
「まい」は、否定的な推量の意を表わし、主に文章語として用いられる。話し言葉では一般に「ないだろう」が用いられる。五段動詞には終止形に、それ以外の動詞には未然形に接続するのが原則であるが、後者で終止形接続の用法も多くなっている。カ変動詞「来る」の場合は未然形接続「こまい」の他に、終止形接続「くるまい」はあり、さらに「くまい」の形も見られる。

だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の関連語

のだろう
ある事柄の原因・理由を推量する場合に用いる。話し言葉では「んだろう」に、文章語では「のであろう」になる場合がある。「彼が遅刻したなんて信じられない。たぶん道が込んでいたのだろう」

だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の類語対比表

明日は雨が降る(降ろ)…この事は一生忘れない…また身長が伸びた…彼は二度と来る…
だろう
らしい
ようだ
みたいだ
(よ)う(降ろ)△
まい

カテゴリ

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だろう/らしい/ようだ/みたいだ/(よ)う/まい の類語 - 日本語ワードネット

らしい の類語

真実であるか、可能性がある、あるいは明らかに思える の意

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