(よ)う/つもりだ/まい の解説 - 小学館 類語例解辞典

(よ)う/つもりだ/まい の共通する意味

意志を表わす。

(よ)う/つもりだ/まい の使い方

(よ)う
▽今日はこの本を読もう ▽彼は理科系の大学を受けようと思っているらしい
つもりだ
▽死ぬまで飛行機には乗らないつもりだ ▽子供のときから医者になるつもりだった
まい
▽二度とあんな所へは行くまい ▽彼のことは信用すまい

(よ)う/つもりだ/まい の使い分け

三語とも、話し手の意志を表わす。話し手以外の意志を表わす場合には、「…と思っているらしい」「…と考えているそうだ」など、推測や伝聞であることを示す形式を伴う。
「(よ)う」は、発話時点において何かをすると決意したことの意思表示を表わす。「う」は五段動詞未然形に、「よう」はそれ以外の動詞の未然形に接続する。
「(よ)う」が今まさに決意したことを意思表示するのに対して、「つもりだ」は、発話時点でそのような意志を有しており、意思表示している点では同じであるが、必ずしもその時点で決意したわけではない。それ以前に決意・予定・計画したことの意思表示である。また、肯定的な意志と否定的な意志との区別なく表わすことができる。
「まい」は、否定の意志を表わす。すなわち、話し手があることをしないと意思表示する表現である。接続のしかたは、五段動詞では終止形に、それ以外の動詞では未然形に接続するのが本来であるが、すべての動詞にわたって終止形に接続する傾向にある。特に、「する」は「しまい」「すまい」「するまい」の形式が併用されている。

(よ)う/つもりだ/まい の類語対比表

来年大学を受ける(受け)…二度と失敗は繰り返す…進学しない…
(よ)う(受け)○
つもりだ
まい(受け)△