畏まる/畏れる/謹む の解説 - 小学館 類語例解辞典

畏まる/畏れる/謹む の共通する意味

何かを本当に尊い、力のあるものだと思い、その前で礼儀を失わないように控えめにする。

英語表現 to humble oneself

国語辞書で調べる 畏まる 畏れる 謹む

畏まる/畏れる/謹む の使い方

畏まる 【ラ五】
▽先生の前では自然に畏まる ▽お話を畏まって聞く ▽畏まった話し方
畏れる 【ラ下一】
▽大自然の力を畏れる ▽天を畏れぬ不届きな所業
謹む 【マ五】
▽謹んで新年のお慶(よろこ)びを申し上げます ▽お話は謹んでお受けいたします

畏まる/畏れる/謹む の使い分け

「畏まる」は、尊敬の気持ちを言葉や態度に表わす意。そこから、「そんなにかしこまらないで、お楽になさってください」のように、きちんと座って小さくなる意も表わす。また、「かしこまりました」の形で、目上の人の命令を承知したという意味を丁寧にいう。
「畏れる」は、自分よりはるかに力のあるものを尊い、怖いと思う気持ちを表わす意。特に神仏や自然などについて使い、「畏まる」「謹む」とは違い、具体的な言動に表われることは少ない。
「謹む」は、相手への尊敬を、口数や勝手な行動を少なくすることで表わす意。「謹んで…する」の形で多く使う。

カテゴリ

#人間の性質#人当たり

畏まる/畏れる/謹む の類語 - 日本語ワードネット

畏れる の類語

敬意と尊敬の念を示す; 神聖化、または地位が高い、畏敬の念を抱いて見る の意

恐れている、または怖がっている; おびえさせる の意

ありそうな、または可能性のある状況や出来事について恐れている、心配または不安を感じる の意

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