思わず/うっかり/つい/知らず知らず の解説 - 小学館 類語例解辞典

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の共通する意味

はっきりした意識なしにそうしてしまうさま、また、そうなってしまうさま。

英語表現 unintentionally involuntarily

国語辞書で調べる 思わず うっかり つい 知らず知らず

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の使い方

思わず 【副】
▽うれしさのあまり思わず抱きしめた ▽思わず悲鳴をあげた
うっかりする 【副】
▽うっかり書きまちがえる ▽うっかりして乗り越した ▽彼の話はうっかり信用できない
つい 【副】
▽つい口がすべって秘密を漏らした ▽彼女に電話をするとつい長くなってしまう
知らず知らず 【副】
▽知らず知らず悪の道に入っていった ▽知らず知らずのうちに涙ぐんでいた

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の使い分け

「思わず」は、多く、他からきっかけや刺激を与えられて、瞬間的にある行動をとってしまうさまをいう。
「うっかり」は、不注意でしてしまう動きに使われ、「つい」は、外から働きかけられてしてはいけないことをしてしまったときに使われるため、いずれも後悔の気持ちを伴うことが多い。
「つい」は、他の三語と異なり、「ケーキを見るとつい手が出る」のように、条件反射的、習慣的に事を行ってしまうときに使われることが多い。
「知らず知らず」は、いつの間にかある動作をとるようになっているという継続の意味が強いため、「叱(しか)る」「叫ぶ」「消す」など瞬間的な動作を表わす語とは一緒に用いない。

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の関連語

無意識 【名・形動】
はっきりした意識なしに行った動作に対して瞬間の動作を表わす動詞と一緒に使う。「無意識に頭を掻(か)く」「無意識のうちに手が出てしまった」
ひょっと 【副】
「うっかり」の意の俗語。「会社の秘密をひょっと口に出してしまった」

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の類語対比表

…本音を吐く…痛いと叫んだ疲れて…うとうとするあまりのうれしさに…涙があふれた
思わず
うっかり
つい
知らず知らず

カテゴリ

#人間の性質#思考

思わず/うっかり/つい/知らず知らず の類語 - 日本語ワードネット

思わず の類語

故意でなく; 意図的でない方法で の意

認識なしで の意

つい の類語

故意でなく; 意図的でない方法で の意

認識なしで の意

知らず知らず の類語

知識または意図なしで の意

認識なしで の意

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