幼い/幼稚/未熟 の解説 - 小学館 類語例解辞典

幼い/幼稚/未熟 の共通する意味

成長の程度、技術などが一人前と認められる基準よりかなり低いこと。

英語表現 immature

国語辞書で調べる 幼い 幼稚 未熟

幼い/幼稚/未熟 の使い方

幼い 【形】
▽三歳と五歳の幼い兄弟 ▽三十歳になっても精神的に幼い
幼稚 【名・形動】
▽泣けば許されるという幼稚な発想 ▽すぐ見破られる幼稚なからくり
未熟 【名・形動】
▽プロとしてはまだ未熟だ ▽未熟者 ▽未熟児

幼い/幼稚/未熟 の使い分け

「幼い」は、親などの保護を必要とする年齢(人間なら八歳ぐらいまで)の子供に対していう。また、「大学生にしては幼いね」のように、年齢などにくらべて実際の成長が遅いときにも使う。
「幼稚」は、年齢などから期待されるレベルよりかなり低いこと。「幼い」に、かわいいという良いイメージがあるのに対し、「幼稚」は、必ず悪い評価である。また比喩(ひゆ)的に、技術、構造などの単純さにも使う。
「未熟」は、まだ十分なレベルに達していないこと。これから成長する可能性を含んだ語で、無生物に使うのは不自然。本来は、果物などが食べられる状態まで実っていないことをいうが、硬い表現なので、「未熟なりんご」というより「熟していないりんご」という方が普通。

幼い/幼稚/未熟 の反対語

▼未熟⇔成熟

幼い/幼稚/未熟 の類語対比表

考えが……大人…おもちゃ…腕前
幼い
幼稚-だ○-な○-な○-な-
未熟-だ○-な○-な--な○

カテゴリ

#一生#経歴

幼い/幼稚/未熟 の類語 - 日本語ワードネット

幼い の類語

成熟が欠如しているの特徴 の意

(生物、特に人について使用され)生命、発達、または成長の初期の段階に の意

(子供や動物について)若くて、未熟なさま の意

幼稚 の類語

成熟が欠如しているの特徴 の意

(生物、特に人について使用され)生命、発達、または成長の初期の段階に の意

幼年期と青年期の間の年齢の子供のこと の意

未熟期の一番最初の時期 の意

成長または発達の早い段階 の意

未熟 の類語

実際的な経験またはトレーニングが欠如しているさま の意

若くて未熟な の意

成熟が欠如しているの特徴 の意

完全には発達していない、成熟していない; 熟していない の意

専門の技術または専門知識が欠如しているさま の意

うぶで簡単に騙されたり、ごまかされたする の意

早熟性; 若い、未成熟、あるいは未経験であること の意

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