家系/家筋/血筋/血脈/血統 の解説 - 小学館 類語例解辞典

家系/家筋/血筋/血脈/血統 の共通する意味

代々の血のつながり。

英語表現 lineage pedigree

国語辞書で調べる 家系 家筋 血筋 血脈 血統

家系/家筋/血筋/血脈/血統 の使い方

家系
▽山田家は、学者の家系だ ▽進取の気性に富んだ家系
家筋
▽彼は由緒ある家筋の出だ ▽武芸の家筋
血筋
▽父親の血筋を引いて絵がうまい ▽いくら血筋がよくても努力なしでは成功しない
血脈
▽政治家の血脈が色濃く流れている ▽彼の死で名家の血脈も絶えた
血統
▽この馬はサラブレッドの血統を受けている ▽公家(くげ)の血統らしいおっとりしたところがある ▽血統書付きの犬

家系/家筋/血筋/血脈/血統 の使い分け

「家系」は、婚姻関係や血縁による代々の家族のつながりで、公的私的、外面内面のさまざまな点から家族の系統を考えるもの。「大名の家系」(先祖の地位)、「堅実な家系」(性質)、「教師の家系」(職業)、「秀才の家系」(才能)など。
「家系」には、社会的に認められる「家」としての過去の一本のつながりをさす場合と、現在の家のメンバーである家族一人一人がつくり出すつながりをさす場合とがある。これに対し「家筋」は、主に「家」を問題にした言い方で、「分家した家筋」「将軍家の家筋」「長唄(ながうた)の家筋」のように、先祖や代々の身分、職業、地位などの公的な面から家の系統をいう。
「血筋」は、「家筋」と逆に、容姿、才能、性質などの具体的な個人の資質や存在が先祖から受け継いだものであることを表わす。
「血脈」は、「血脈がある」という表現に見られるように、血のつながりを表わす。
「血統」は、「血筋」の硬い言い方。馬、犬などに用いられることが多い。

家系/家筋/血筋/血脈/血統 の関連語

血族の関係。「血は水よりも濃い(=血縁関係は他人同士よりも絆(きずな)が強い)」「彼はさる文豪の血をひいている」
筋目
「血筋」の古い言い方。「筋目の正しい家柄」
毛並み
血統、家柄、学歴などの質。「彼の学者としての毛並みは保証付きだ」

参照

血筋⇒血管/血筋 血⇒血/血液 毛並み⇒毛色/毛並み/毛足

カテゴリ

#一生#境遇

家系/家筋/血筋/血脈/血統 の類語 - 日本語ワードネット

家系 の類語

同じ血統の他の人たちと共有する、遺伝的に受け継がれた特性 の意

共通の祖先の血を引く人々 の意

個人とその先祖の間の血縁関係 の意

家筋 の類語

同じ血統の他の人たちと共有する、遺伝的に受け継がれた特性 の意

先祖に特有の特性 の意

共通の祖先の血を引く人々 の意

個人とその先祖の間の血縁関係 の意

血筋 の類語

同じ血統の他の人たちと共有する、遺伝的に受け継がれた特性 の意

先祖に特有の特性 の意

個人とその先祖の間の血縁関係 の意

血統 の類語

同じ血統の他の人たちと共有する、遺伝的に受け継がれた特性 の意

先祖に特有の特性 の意

純血種の動物の家系 の意

個人とその先祖の間の血縁関係 の意

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