そそるとは？意味・使い方

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そそ・る
の解説

［動ラ五（四）］

１ある感情・行動を起こさせる。さそう。「冒険心を—・る」「涙を—・る」「食欲を—・る」

２そびえたつ。
1. 「天—・り高き立山」〈万・四〇〇三〉

３ゆする。ゆり動かす。また、ゆすって選り分ける。〈日葡〉

４浮かれる。浮かれ騒ぐ。そわそわする。
1. 「まだ肌寒き川風を酒に凌 (しの) ぎて—・り行く」〈浄・油地獄〉

５遊里などを冷やかして歩く。
1. 「廊下ばかり—・りゃあがる」〈洒・辰巳之園〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

そそるの例文(25)

出典：青空文庫

･･･かしそれは結局食欲をそそる媒介になるばかりだった。二人は喰い終って･･･有島武郎「カインの末裔」
･･･れはおれの変な気持をそそるのを通り越した、むくつけき感じだったから･･･織田作之助「勧善懲悪」
･･･そう思うことは涙をそそる快感だった。その気持の張りと柳吉が帰って来･･･織田作之助「夫婦善哉」

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