出典:gooニュース
衆院3補選、自民は保守王国・島根1区も劣勢で「全敗」危機 茂木幹事長ら現地入りへ
島根県は衆院小選挙区導入後、全選挙区で自民の議席独占が続く保守王国だ。しかし、今回は派閥パーティー収入不記載事件を受け、支持団体の動きが鈍く、県連関係者は「回っても反応が悪い」と肩を落とす。平成31年の県知事選の対応で自民内の足並みが乱れたしこりも残り、「政権の危機なのに地元がまとまっていない」(党幹部)との事情もある。
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1996年の小選挙区制導入以降、自民党が一度も議席を落としていない“保守王国”。自民党は3つの補選のうち、2つの選挙区で候補者擁立を断念し、“不戦敗”に。そのため、事実上の3戦全敗を避けたい与党にとって、島根1区が最後の砦(とりで)となっている。1週間後の投開票に向け、与党の大物議員が続々と候補者の応援に入っていた。
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勝利が当たり前だった「保守王国」で進む党本部主導の選挙戦に副作用も起きている。県連幹部は「何度も街頭演説に駆り出され、支持者に動員疲れがある」と漏らす。過去の選挙で最前線に立ってきた地方議員の動きは鈍く、県議の1人は「国会議員が次から次に入ってきてかきまわしている。訳が分からない状態だ」と首を傾げた。
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