出典:gooニュース
大川原化工機えん罪事件 勾留中に発見の胃がんで死亡の男性遺族が控訴 拘置所の医療めぐり一審は国に賠償命じず
相嶋さんはその勾留中に胃がんが見つかり亡くなりましたが、その後、社長らとともに起訴を取り消されています。
勾留中がん判明し死去、遺族が控訴 一審は国の責任認めぬ判決 大川原化工機事件
相嶋さんは勾留中の同年10月に胃がんと判明。勾留の執行が停止され、外部の病院に入院したが、21年2月に亡くなった。地検は同年7月、起訴を取り消した。 訴訟で、遺族側は、20年7月に東京拘置所で相嶋さんに実施した血液検査で貧血の数値が出た時や、翌8月に胃痛を訴えた時に適切な対処をすればがんを早期に発見でき、より長く生きられた、と主張していた。(比嘉展玖)
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相嶋さんの勾留期間は11カ月。この間、8回の保釈請求はすべて退けられた。嫌疑を認めれば釈放されるが、認めなければいつまでも勾留する。相嶋さんは絶対に信念を曲げず、「不正輸出」の容疑を認めなかった。まさに被疑者、被告人を長期間勾留し、身体を人質にして自白を引き出そうとする「人質司法」を地でゆく悲劇だった。
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