屋台／屋体（やたい）とは？意味・読み方・使い方

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や‐たい【屋台／屋体】
の解説

１道路・広場などで立ち売りの商売をするための台を設けた、屋根付きの小さな店。台車をつけたり、自動車を改造したりして移動できるものもいう。屋台店。床店 (とこみせ) 。

２祭礼のときなどに、飾り物をしたり、踊り手や囃子方 (はやしかた) をのせたりして練り歩く、小屋形の台。もと御神体を祭って持ち運ぶためのもの。山車 (だし) 。練り物。檀尻 (だんじり) 。「踊り—」

３能・歌舞伎などで、宮殿・社寺・家屋として舞台上にしつらえる作り物や大道具。

４家・店のつくり。また、家をののしっていう語。
1. 「これの—が三浦屋と申すべいか」〈伎・伊達競阿国戯場〉

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

屋台の例文(30)

出典：青空文庫

･･･舞台の役をする小さな屋台のような物が一つ――そのほかには、何も持･･･芥川竜之介「仙人」
･･･たいか、暖かな、あの屋台か、五音が乱れ、もう、よいよい染みて呂律･･･泉鏡花「開扉一妖帖」
･･･然と揺ぎ、おでん屋の屋台もかッと気競が出て、白気濃やかに狼煙･･･泉鏡花「露肆」

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