手元／手許（てもと）とは？意味・読み方・使い方

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て‐もと【手元／手^▽許】
の解説

１手の届くあたり。手近。自分のそば。「辞書を—に置く」

２道具などの、手で握るところ。握り。「鍬 (くわ) の—」

３手の動かし方。手の動き。また、手並み。「—が狂う」

４生計をたてるための金。また、暮らし向き。「—不如意」
1. 「紀の国屋伊兵衛はどの位—が苦しかったか」〈芥川・雛〉

５《女房詞から》箸 (はし) 。→御手元 (おてもと)

６「手元金」の略。

７腕前。技量。
1. 「為朝が—はおぼゆるものを」〈古活字本保元・中〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

手元の例文(30)

出典：青空文庫

･･･いまいましそうに彼の手許をながめやった。そして一段歩に要する開墾･･･有島武郎「親子」
･･･児を腕に抱いたまま、手許も上の空で覚束なく、三ツばかり握飯。　潮･･･泉鏡花「海異記」
･･･はするようなものの、手元が詰るに従うて謂うまじき無心の一つもいう･･･泉鏡花「葛飾砂子」

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手元の前後の言葉

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