繕う（つくろう）とは？意味・読み方・使い方

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つくろ・う〔つくろふ〕【繕う】
の解説

［動ワ五（ハ四）］《動詞「つく（作）る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つくらふ」の音変化》

１衣服などの破れ損じたところや物の壊れた箇所を直す。補修する。「ほころびを—・う」「垣根を—・う」

２乱れた身なりなどを整える。整え装う。「髪を—・う」

３外・はたから見た感じがいいように、体裁をよくする。「世間体 (せけんてい) を—・う」

４ぐあいの悪いことや過失を隠して、うまくその場をとりなす。「その場をなんとか—・ってごまかす」

５病気の手当てをする。
1. 「御風邪よく—・はせ給へ」〈源・浮舟〉

[可能]つくろえる

類語

関連語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

繕うの例文(6)

出典：青空文庫

･･･念仏爺で、網の破れを繕ううちも、数珠を放さず手にかけながら、葎の･･･泉鏡花「海異記」
･･･して、……漁師が網を繕うでしゅ……あの真似をして遊んでいたでしゅ･･･泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
･･･暢気なもので、人前を繕うと云う様な心持は極めて少なかった。僕と民･･･伊藤左千夫「野菊の墓」

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