苧環（おだまき）とは？意味・読み方・使い方

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お‐だまき〔を‐〕【^×苧^▽環】
の解説

１麻糸を空洞の玉のように巻いたもの。おだま。

２キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ20〜30センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。初夏、青紫色または白色の花を下向きにつける。花びら状で同色の萼 (がく) があり、花びらの基部は距 (きょ) となって曲がる。《季花＝春》「雲行きて—の花も家もなし／秋桜子」

３和菓子の一。餡 (あん) 入りの求肥飴 (ぎゅうひあめ) の上に、そば粉でいくつもの筋をつけたもの。

４イトカケガイの別名。

５「苧環蒸 (おだまきむ) し」の略。

６紋所の名。籰 (わく) に糸を打ち違えに巻きつけた形。

７枝も葉もない枯れ木。
1. 「朽ちねただ思ひくらぶの山高み立つ—は知る人もなし」〈夫木・二九〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

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苧環の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

おだまきむし【苧環蒸（し）／小田巻蒸（し）】

うどんを入れた茶碗蒸し。

苧環の例文(1)

出典：青空文庫

･･･と古えの賤の苧環繰り返して、さすがに今更今昔の感に堪えざるものの･･･幸田露伴「太郎坊」

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