1. 《飛ぶ姿が陽炎 (かげろう) の立ちのぼるさまに似ているところからの名》カゲロウ目の昆虫総称。体は繊細で、腹端に長い尾が2、3本ある。翅 (はね) は透明で、幅の広い三角形。夏、水辺の近くの空中を浮かぶようにして群れ飛ぶ。幼虫川中の礫 (れき) 上や砂中に1〜3年暮らす。成虫寿命が数時間から数日と短いため、はかないもののたとえにされる。糸遊 (いとゆう) 。

  1. (蜻蛉)トンボ古名 秋》

    1. 「—なんどのやうにやせおとろへたる者よろぼひ出できたり」〈平家・三〉

(蜻蛉)源氏物語第52巻の巻名。薫大将、27歳。浮舟失踪 (しっそう) と、その後の薫を描く。

出典:青空文庫

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