悲しい出来事をつづった物語。悲しい歴史。「吉野朝―」
ものがなしい気持ち。
「夜ふけて灯前独り坐す―悠々堪ゆべからず」〈独歩・独坐〉
悲しい事柄や心を詠んだ詩。
1 一緒に仕事をする者。
「九右衛門、―ら招き寄せ、小声になって」〈浄・博多小女郎〉
2 組になって客に呼ばれる芸者。特に、江戸新吉原で、二人一組で客の席に出る芸者が互いに相手のことをこう呼んだ。
1 印刷しおわった紙の間に挟んで、インクの汚れを防ぐ紙。あいがみ。
2 ⇒あいがみ(間紙)1
出典:青空文庫
・・・死に付随する感傷的な哀詩などは考えないほうが健全でいいかもしれな・・・ 寺田寅彦「写生紀行」
・・・ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云って・・・ 寺田寅彦「戦争と気象学」
・・・って著わされた「女工哀史」はそういう特性をもった日本の若い無抵抗・・・ 宮本百合子「新しい婦人の職場と任務」