あことは？意味・読み方・使い方

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あ‐こ【^▽下^▽火／^▽下^×炬】
の解説

《唐音》禅宗で、火葬のときに導師が遺体を焼く燃料に火をつけること。のちには偈 (げ) を唱えてしぐさをするだけになった。秉炬 (ひんこ) 。

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あ‐こ【^×吾子】
の解説

《古くは「あご」》

［名］わが子。自分の子。

1. 「—の、御宿世 (すくせ) にて覚えぬことのあるなり」〈源・須磨〉

［代］

１二人称の人代名詞。子供や乳母などを親しみを込めて呼ぶ語。おまえ。
1. 「—はらうたけれど、つらきゆかりにこそ、え思ひはつまじけれ」〈源・空蝉〉

２一人称の人代名詞。中世から近世にかけての幼児語。
1. 「児聞いて、—はそれなら食はう」〈咄・醒睡笑・六〉

あ‐こ【^▽彼^▽処／^▽彼^▽所】
の解説

［代］「あそこ」に同じ。

「わしゃ—ではえらうきれるがな」〈滑・膝栗毛・五〉

[補説]現代でも京阪地方などで用いる。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

あこの例文(38)

出典：青空文庫

･･･義者の正義であろう。彼処に房のついた長剣がある。あれは国家主義者･･･芥川竜之介「侏儒の言葉」
･･･帽を怖がるのも、大分下火になって来た。「姉さん。何とか云う鏡花の･･･芥川竜之介「妙な話」
･･･れとても朧気ながら、彼処なる本堂と、向って右の方に唐戸一枚隔てた･･･泉鏡花「一景話題」

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