あさね」に同じ。

「女どちは、しどけなく—し給へらむかし」〈宿木

[形][文]あさ・し[ク]
  1. 表面から底まで、また入り口から奥までの距離が短い。深さが少ない。「—・い池」「—・い鍋 (なべ) 」「—・い洞窟 (どうくつ) 」⇔深い

  1. 物事程度分量、また、かかわりなどが少ない。「傷は—・い」「経験が—・い」「眠りが—・い」「つきあいが—・い」⇔深い

  1. その状態になってから日数や時間が少ししかたっていない。「勤めてから日が—・い」「春まだ—・い」「夜もまだ—・い時刻

  1. 色が薄い。淡い。「—・い緑」⇔深い

  1. 香りが淡い。

    1. 「—・からず染 (し) めたる紫の紙に」〈明石

  1. 位や家柄が低い。

    1. 「九条殿の君達は、まだ御位ども—・ければ」〈栄花・月の宴〉

  1. 情愛がうすい。

    1. 当時の博士、あはれ—・く貪欲深くして」〈宇津保・祭の使〉

[派生]あささ[名]あさみ[名]

出典:青空文庫

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