動詞「あ(生)る」の連用形からか》賀茂の祭のときの幣帛 (へいはく) 。榊 (さかき) に種々の綾絹 (あやぎぬ) や鈴などをつけたもの。

  1. あれること。荒廃。「壁の—が目だつ」

  1. 風雨が激しく、天候が穏やかでないこと。また、物事が激しく変動すること。「—模様

  1. 皮膚があらくなること。「手の—」

[代]一人称の人代名詞。われ。わたし。
  • 「さ寝むとは—は思へど」〈・中・歌謡
[補説]上代語。中古には、「あれにもあらねば返しすべくも思はねど」〈玉鬘〉のような慣用表現に残るだけで、「われ」が多く用いられた。

[代]

  1. 遠称指示代名詞

    1. ㋐第三者が持っている物、または、話し手・聞き手の双方に見えている物をさす。あのもの。「—は何だ」「—が欲しい」

    2. 双方に見えている場所をさす。あそこ。

      「—に見えるは茶摘みじゃないか」〈文部省唱歌・茶摘〉

    3. 双方が知っている過去事柄をさす。例のこと。「—は忘れられない出来事だ」「—以来からだのぐあいが悪くってねえ」

  1. 三人称の人代名詞双方に見えている人、分かっている人をさす。あの人。「—が君の妹か」

  1. 二人称の人代名詞。あなた。

    1. 「—は何する僧ぞと尋ねらるるに」〈宇治拾遺・一〉

[感]感動したり驚いたり、また不審に思ったりしたときに発する語。あら。おや。「—、変だなあ」

出典:gooニュース

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