旧国名の一。静岡県伊豆半島および東京都伊豆諸島にあたる。豆州 (ずしゅう) 。
伊豆半島中北部の市。多数の温泉のほか、修禅寺 (しゅぜんじ) 天城峠 (あまぎとうげ) など観光資源が豊富。平成16年(2004)修善寺町、土肥 (とい) 町、天城湯ヶ島 (あまぎゆがしま) 町、中伊豆町が合併して成立。人口3.4万(2010)。
[代]不定称の指示代名詞。どこ。上代東国方言という。
  • 「多由比潟 (たゆひがた) 潮満ち渡る―ゆかもかなしき背ろが我がり通はむ」〈・三五四九〉
[補説]接尾語などを伴って、「いずく」「いずち」「いずれ」などの不定称代名詞をつくる。

[動ダ下二]

  1. ある場所から外の方へ移る。そこから離れる。出発する。

    1. 「住む館 (たち) より―・でて船に乗るべき所へ渡る」〈土佐

  1. 人目につく所に現れる。

    1. 「自らが家をこぼちて市 (いち) に―・でて売る」〈方丈記

  1. 日や月など、いままで視界から隠れていたものが現れる。

    1. 「暁かけて月―・づる頃なれば」〈・須磨〉

  1. 新たに現れる。生まれる。生じる。

    1. 「かかる人も世に―・でおはするものなりけり」〈・桐壺〉

  1. 俗世間・迷いなどから逃れる。

    1. 「山ふかく心はかねておくりてき身こそ憂き世を―・でやらねども」〈山家集・下〉

  1. (「…に出づ」の形で)あることに起因する。由来する。もとづく。

    1. 「アルレゴリイと勧懲主眼の小説との差別 (けじめ) を知らぬに―・でたることにて」〈逍遥小説神髄

  1. 動詞の連用形に付いて、出る意を添える。

    1. 「うち添へて、もとよりの憎さも立ち―・でて」〈・桐壺〉

    1. ㋐外に現す。出す。

      「言に―・でて言はばゆゆしみ」〈・四〇〇八〉

    2. ㋑動詞の連用形に付いて、出す意を添える。

      「さが尻をかき―・でて」〈竹取

[補説]基本的には「でる」に同じ。

出典:青空文庫