いぞくきそねんきん【遺族基礎年金】
一定の要件を満たす遺族に給付される国民年金。老齢基礎年金の受給者や受給資格のある人が死亡したときに、18歳未満の子をもつ妻や両親のいない18歳未満の子などに給付される。→公的年金 →遺族厚生年金 →遺族共済年金 [補説]同じ国民年金の老齢基礎年金(老齢年金)・障害基礎年金(障害年金)と併称するときなどに、単に「遺族年金」ということもある。
いぞくきょうさいねんきん【遺族共済年金】
共済年金に加入している組合員が在職中に死亡したとき、退職共済年金を受給している人が死亡したときなどに、遺族に給付される年金。仕組みは遺族厚生年金とほぼ同じ。→遺族基礎年金 →障害共済年金
いぞくこうせいねんきん【遺族厚生年金】
厚生年金に加入している人が在職中に死亡したとき、老齢厚生年金を受給している人が死亡したときなどに、遺族に給付される年金。厚生年金の加入をやめたあと厚生年金加入中に初診日がある病気・けがが原因で5年以内に死亡した場合にも給付される。給付対象は遺族基礎年金より広く、妻と子以外に、死亡した人によって生計が維持されていた、夫・両親・祖父母・孫に及ぶ。→障害厚生年金
出典:青空文庫
・・・書の文面によれば、「遺族または本人の指定したるもの」に支払うこと・・・ 芥川竜之介「温泉だより」
・・・ていたものですから、遺族が審査員へ頼んで、やっとこの隅へ懸ける事・・・ 芥川竜之介「沼地」
・・・うな顔もしてみせた。遺族に対して申訳がない、そんなことも云った。・・・ 黒島伝治「渦巻ける烏の群」