いちざあそび【一座遊び】
遊里で、二人以上の遊客が、各自のあいかたとともに同じ席に集まって遊興すること。「—は如方 (にょほふ) めく」〈浄・油地獄〉
いちざいっく【一座一句】
連歌・連句の一巻の中で、一句にしか出してはならない言葉。時代と流派で異なるが、若菜 (わかな) ・つつじ・虎・狼・鬼・女など。一句物 (いっくもの) 。
いちざかかり【一座掛】
江戸時代、幕府の評定所 (ひょうじょうしょ) の全員が審理にあたった裁判。寺社・町・勘定の三奉行および大目付・目付で構成される。
いちざながれ【一座流れ】
客と遊女とのその場限りの関係。「大事の男をそそのかしての心中は、さすが—の勤めの者」〈浄・天の網島〉
いちざのせんじ【一座の宣旨】
宮中で第一の上座に着くことを認める宣旨。摂政・関白は位階の序列にかかわらずこの宣旨を受けた。