一矢を報いる
敵の攻撃に対して、矢を射返す。転じて、自分に向けられた攻撃・非難などに対して、大勢は変えられないまでも、反撃・反論する。
一死一生乃ち交情を知る
《「史記」汲鄭伝賛から》人には生死や栄枯盛衰があるが、その時その時に変わる人々の態度によって人情の表裏を知るものである。
一糸纏わず
1枚の衣服も着ていない。すっぱだかである。一糸挂 (か) けず。「—◦ぬ姿」
一糸乱れず
少しも乱れず、整然としている。「—◦ず行進する」
一指を染める
物事にちょっとかかわる。「不義非道な色事には、一指をだに染めることをしなかった」〈菊池寛・藤十郎の恋〉
いっしいちごう【一糸一毫】
きわめてわずかなこと。
いっししちしょう【一死七生】
一度死んで七たび生まれ変わること。何度も生まれ変わること。
いっしそうでん【一子相伝】
学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。
いっしはんせん【一紙半銭】
《紙1枚と銭5厘の意から》ごくわずかなもの。特に、仏家で寄進の額のわずかなことにいう。「—の施し」
いっしほうこく【一死報国】
命を捨てて国のために尽くすこと。