いなかうた【田舎歌】
1 広く田舎で歌われる俗謡。ひなうた。俚謡 (りよう) 。 2 歌舞伎の下座音楽で、田舎道や田舎家の場面などに用いる歌。→在郷歌 (ざいごううた)
いなかえびす【田舎夷】
田舎者を軽蔑していう語。
いなかかせぎ【田舎稼ぎ】
都会の商人・芸人などが田舎へ行って稼ぐこと。また、その人。
いなかことば【田舎言葉】
田舎の人が使っている言葉。
いなかざむらい【田舎侍】
田舎在住または出身の、態度・身なりなどのやぼな侍。また、粗野粗暴な侍を卑しめていう語。田舎武者。田舎武士。いなかさぶらい。
いなかしばい【田舎芝居】
1 田舎で催される素人の演劇。 2 地方の小都市や村などで、旅回りの役者が演じる芝居。江戸時代、江戸・大坂・京都の三都の役者が修業のために地方で興行した場合もいう。 3 設備が不完全で演技もへたな芝居をののしっていう語。
いなかじま【田舎縞】
「手織り縞」に同じ。
いなかしょうもん【田舎蕉門】
江戸時代の俳諧で、地方に勢力を張った美濃派や伊勢風の平俗な句風をあざけっていう語。
いなかじるこ【田舎汁粉】
つぶし餡 (あん) で作った汁粉。→御膳汁粉 (ごぜんじるこ)
いなかしんし【田舎紳士】
紳士ぶっているが、どこか洗練されていないところのある男。田舎の紳士。