[動マ五(四)]《「いなぶ」の音変化》
  1. 断る。嫌がる。辞退する。「申し出をむげに—・むわけにもいかない」

  1. 否定する。「—・むことのできない事実

[補説]古くは上二段活用かと思われるが、平安時代の用例は連用形・終止形がほとんどで、上二段か四段か決めがたい。
[可能]いなめる
[動マ四]居並 (いなら) ぶ」に同じ。
  • 「かの—・み屈 (くん) じたりつる気色どもぞ、あはれに思ひ出でられ給ふ」〈・葵〉

出典:青空文庫

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