[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちで相手をさす。そなた。なんじ。おまえ。
  • 「駿河の海おしへに生ふる浜つづら―をたのみ母にたがひぬ」〈・三三五九〉
[補説]上代語であるが、平安時代にも漢文訓読語としては用いられた。日本書紀の古訓によく用いられる語。→ましみまし
[連語]《「し」は副助詞》
  1. たった今。今という今。

    1. 「―、はねといふ所に来ぬ」〈土佐

  1. 今となって。

    1. 「かなし妹 (いも) をいづち行かめと山菅の背向 (そがひ) に寝しく―悔 (くや) しも」〈・三五七七〉