[名・形動]
1 ばくちなどで、相手の目をごまかして不正を行うこと。また、そういうごまかしがあるさま。「いんちきをする」「いんちきな手を使う」
2 本物でないこと。また、そのさま。「いんちきな品物」「いんちき医者」
出典:青空文庫
・・・でも、あなたの全部のいんちきを見破る事が出来ないとは、不思議でありま・・・ 太宰治「きりぎりす 」
・・・本当に、このずるさ、いんちきには厭になる。毎日毎日、失敗に失敗を重ね・・・ 太宰治「女生徒 」
・・・わけであるが、断じていんちきではない。私は、何一つ取柄のない男である・・・ 太宰治「春の盗賊 」