[助動][○|○|う|(う)|○|○]《
推量の助動詞「む」の音変化》現代語では、五段活用動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」「だ」「です」「ます」「た」「ようだ」「そうだ」などの未然形に付く。
[補説]「う」は中世前期「む」から転じて生じ、古くは「む」と同じく、すべての活用語の未然形に付いた。現代語では、
3の
場合、「
今夜は雨が降る
だろう(でしょう)」のように「だろう(でしょう)」を用いるのが
普通で、他は「ましょう」の形か、改まった
表現の中でしか用いられない。なお、連体形は、
6・
7のように形式名詞「こと」「もの」「はず」などに接する
場合に限って用いられ、主観的な
情意を
表現する終止形に比し、客観性のある
表現となる。