[動ア下一][文]う・う[ワ下二]
  1. 食物がなくて空腹に苦しむ。ひどく腹が減る。「大飢饉 (ききん) で多くの人が―・える」

  1. 望み求めている物事が得られないので、それを強く求める。「愛情に―・えている」

  1. (「気がうえる」の形で)気力が乏しい。気が弱くなる。

    1. 「気が―・えきって来ると、笹村は私 (そっ) と逭 (に) げるように宿の門を出た」〈秋声

[動ア下一][文]う・う[ワ下二]
  1. 草木を育てるために、種子や苗を地中に埋める。「山に木を―・える」

  1. 小さいものや細いものをはめ込む。植え込む。「ブラシに毛を―・える」「活字を―・える」

  1. 細菌などを育てる所に、もとになるものを移し入れる。「痘苗 (とうびょう) を―・える」

  1. 思想・教義などを、しっかりと教え込み、根付かせる。「倫理観を―・える」

[補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→植ゆ

出典:青空文庫