[動ワ五(ハ四)]《「窺う」と同語源。目上の人のようすをうかがいみる意から、その動作相手を敬う謙譲語となる》
  1. 聞く」の謙譲語。拝聴する。お聞きする。「おうわさはかねがね—・っております」

  1. 尋ねる」「問う」の謙譲語。「この件について御意見をお—・いします」

  1. 訪れる」「訪問する」の謙譲語。「明朝、こちらから—・います」

  1. 神仏の託宣を願う。「御神託を—・う」

  1. 《「御機嫌をうかがう」の意から》寄席などで、客に話をする。また、一般に、大ぜいの人に説明をする。「一席—・う」

[可能]うかがえる
[補説]最近、「伺う」の意味は、3の「訪れる」のみとして、1の「聞く」、2の「尋ねる」の意では使わない人が増えている。

[動ワ五(ハ四)]

  1. すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。「鍵穴から中を—・う」

  1. ひそかにようすを探り調べる。「顔色を—・う」「ライバル会社の動きを—・う」

  1. 一部分から全体を推し量って知る。それとなくようす、状況を察する。「意気込みのほどが—・われる」「その一斑 (いっぱん) を—・うことができる」

  1. ようすを見て、好機の訪れるのを待ち受ける。「逃走時機を—・う」

  1. 一応心得ておく。

    1. 「弓射、馬に乗ること…必ずこれを—・ふべし」〈徒然・一二二〉

  1. 調べ求める。調べ探す。

    1. 「近く本朝を—・ふに」〈平家・一〉

[可能]うかがえる

出典:青空文庫

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