1. 五十音図ア行の第3音。五母音の一。後舌の閉母音。[u]

  1. 平仮名「う」は「宇」の草体から。片仮名「ウ」は「宇」の冠から。

[補説]五十音図ワ行の第3音としても重出。
  1. 「裏」の意の符丁。和本など袋綴 (ふくろと) じにした本の裏ページにあたる紙面を示す。「五丁ウ」のように片仮名で書く。⇔

  1. 能楽で、打ち切りの意を示す符号。詞章の左下につける。

  1. 十二支の4番目。

  1. 方角の名。東。

  1. 昔の時刻の名。今の午前6時ごろ、およびその後の2時間。または午前6時前後の2時間。

  1. 1にあたる年や日。

  1. 陰暦2月の異称。

(梵)bhavaの訳。生じること、あることの意》仏語。生存。存在。また、その場所。生死・輪廻 (りんね) の根源となるもの。

中国・日本音楽の階名の一。五声の第5音。

ウサギの古名。

「露を待つ―の毛もいかにしをるらむ月の桂の影を頼みて」〈拾遺愚草・上〉

奈良時代に中国から伝来した竹製の管楽器。大型の笙 (しょう) で、音が笙より1オクターブ低く、雅楽に用いられたが、平安中期にすたれた。竽の笛。

《形容詞「う(憂)し」の語幹》つらいこと。憂いこと。

「とりとむる物にしあらねば年月をあはれあな―と過ぐしつるかな」〈古今・雑上〉

[補説]多く、「あなう」「こころう」などの形で用いられる。

ペリカン目ウ科の鳥の総称。海岸・湖沼などに群生。羽は黒く、つやがある。くちばしは細長く鋭い。潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込む。日本にはウミウカワウ・ヒメウなどがすむ。鵜飼いに用いるのは主にウミウ。 夏》「―の觜 (はし) に魚とりなほす早瀬かな/白雄

[動ワ上二]《動詞「ゐ(居)る」(上一)の古形で終止形だけが残存するが、上二段活用と考えられる》すわる。いる。
  • 「たまきはる我が山の上に立つ霞立つともとも君がまにまに」〈・一九一二〉
[動ア下二]え(得)る」の文語形。
[感]承諾の気持ちを表す語。うん。
  • 「我も否 (いな) とも―とも云う暇 (いとま) なく」〈鴎外訳・即興詩人
[助動][○|○|う|(う)|○|○]《推量の助動詞「む」の音変化》現代語では、五段活用動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」「だ」「です」「ます」「た」「ようだ」「そうだ」などの未然形に付く。
  1. 話し手の意志・決意を表す。「よし、君が来るまで待と

    1. 「神崎 (かんざき) の渡し守が秀句にすいた程に教へてやら」〈虎明狂・薩摩守

  1. 相手に対する勧誘や婉曲 (えんきょく) な命令の意を表す。「日が暮れないうちに帰ろ」「そろそろ仕事にかかろじゃないか」

  1. 話し手の推量・想像の意を表す。「この仕事がかたづくのは夕方になろ

    1. 「一段とよから」〈虎明狂・仏師

  1. 当然・適当の意を表す。「必要の品なら注文してよかろ

  1. (接続助詞「と」「が」などを伴って)仮定の意を表す。「だれがなんと言おと気にしない」「たいへんだろが、がんばってくれ」

  1. 仮想の意を表す。「なろことなら、私が身代わりになりたい」

  1. 実現の可能性がある意を表す。「足の遅い彼が一着になろはずがない」→よう

[補説]「う」は中世前期「む」から転じて生じ、古くは「む」と同じく、すべての活用語の未然形に付いた。現代語では、3の場合、「今夜は雨が降るだろう(でしょう)」のように「だろう(でしょう)」を用いるのが普通で、他は「ましょう」の形か、改まった表現の中でしか用いられない。なお、連体形は、67のように形式名詞「こと」「もの」「はず」などに接する場合に限って用いられ、主観的な情意を表現する終止形に比し、客観性のある表現となる。
[接尾]助数詞。建物・屋根・天幕などを数えるのに用いる。「一宇の堂塔」

〈有〉⇒ゆう

〈優〉⇒ゆう