1 五十音図ア行の第3音。五母音の一。後舌の閉母音。[u]
2 平仮名「う」は「宇」の草体から。片仮名「ウ」は「宇」の冠から。
1 「裏」の意の符丁。和本など袋綴 (ふくろと) じにした本の裏ページにあたる紙面を示す。「五丁ウ」のように片仮名で書く。⇔オ。
2 能楽で、打ち切りの意を示す符号。詞章の左下につける。
《(梵)bhavaの訳。生じること、あることの意》仏語。生存。存在。また、その場所。生死・輪廻 (りんね) の根源となるもの。
中国・日本音楽の階名の一。五声の第5音。
1 話し手の意志・決意を表す。「よし、君が来るまで待とう」
「神崎 (かんざき) の渡し守が秀句にすいた程に教へてやらう」〈虎明狂・薩摩守〉
2 相手に対する勧誘や婉曲 (えんきょく) な命令の意を表す。「日が暮れないうちに帰ろう」「そろそろ仕事にかかろうじゃないか」
3 話し手の推量・想像の意を表す。「この仕事がかたづくのは夕方になろう」
「一段とよからう」〈虎明狂・仏師〉
4 当然・適当の意を表す。「必要の品なら注文してよかろう」
5 (接続助詞「と」「が」などを伴って)仮定の意を表す。「だれがなんと言おうと気にしない」「たいへんだろうが、がんばってくれ」
6 仮想の意を表す。「なろうことなら、私が身代わりになりたい」
7 実現の可能性がある意を表す。「足の遅い彼が一着になろうはずがない」→よう
⇒こ