[名](スル)連声 (れんじょう) で「えんにん」とも》物事を先に延ばすこと。遅らせること。

酒盛り。

「銭つもりて尽きざる時は、—声色を事とせず」〈徒然・二一七〉

[名](スル)
  1. 他の文献などを引用して自説証拠とすること。「古今の書を—して自説を裏づける」

  1. 引き寄せること。味方にすること。

    1. 「互に—、人の為に官を設け吏のために職を択 (えら) び」〈東海散士佳人之奇遇

ある結果を導いた原因として、直接ではないが、何らかのかかわりをもつ事柄。遠い原因間接原因。⇔近因

  1. 仏語。物事の間接的な原因。⇔正因 (しょういん) 

  1. 物事進行する原因やきっかけ。

出典:青空文庫

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