《古くは「おおち」》幅の広い道路。町中の大きな道。大通り。「都—」⇔小路 (こうじ) 

「あをによし奈良の—は行き良けどこの山道は行き悪 (あ) しかりけり」〈・三七二八〉

《「おおちち(大父)」の音変化》

  1. 父母の父。そふ。⇔祖母 (おおば) 

    1. 春宮の御—」〈桐壺

  1. 年をとった男。じじい。

    1. 「難波 (なには) の里に、—とうばと侍り」〈伽・一寸法師

出典:青空文庫

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