[形動ナリ]《「おぼ」とも》
  1. 事物の形状や人の心情などが、はっきりしないさま。ぼんやりしているさま。いいかげん。

    1. 「佐保山を―に見しかど今見れば山なつかしも風吹くなゆめ」〈・一三三三〉

  1. 事物の状態などが、他と比べて特に際立っていないさま。普通。

    1. 「吹く風も―には吹かず立つ波も和 (のど) には立たぬ」〈・三三三九〉

[形動ナリ]大きいさま。たっぷりしたさま。
    1. 「夏影のつま屋の下に衣裁 (きぬた) つ我妹 (わぎも) 裏設 (うらま) けてあがため裁たばやや―に裁て」〈・一二七八〉

[接頭]名詞に付く。
  1. 大きい、広い、数量が多い、などの意を表す。「大男」「大海原」「大人数」

  1. 物事の程度がはなはだしい意を表す。「大急ぎ」「大地震」

  1. 極限・根本などの意を表す。「大みそか」「大もと」

  1. 序列が上位・年長であることを表す。「大先生」「大番頭」「大旦那」「大女将 (おかみ) 」

  1. おおよそ・大体の意を表す。「大ざっぱ」「大づかみ」

  1. 尊敬・賛美の意を表す。「大御所」「大江戸」

[感]

  1. 物事に感動したときに発する語。「おお、きれいだ」

  1. 意外なことに驚いたり不審に感じたりしたときに発する語。「おお、驚いた」

  1. 急に思い出したり思い当たったりしたときに発する語。「おお、そうだ」

  1. 承諾したり力強く応答したりするときに発する語。「おお、合点だ」

  1. 神事で霊を迎えたり送ったりするときに祭官の発する語。また、神楽で、曲の終わったときに唱える語。

出典:青空文庫

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