おく・る【送る】

の解説

［動ラ五（四）］

1. １

   1. ㋐物や情報などを、先方に届くようにする。「荷物を—・る」「信号を—・る」「視線を—・る」

   2. ㋑人を、ある役割をもたせて差し向ける。派遣する。「刺客を—・る」「企業に人材を—・る」

   3. ㋒管轄を移す。「身柄を検察庁に—・る」

1. ２

   1. ㋐行く人・去る人に付き従ってある所まで一緒に行く。「駅まで車で—・る」

   2. ㋑去って行く人に別れを告げる。見送る。「遠征する選手を駅で—・る」「卒業生を—・る」

   3. ㋒遺体に付き従って墓地まで行き葬る。また、死者を見送る。葬送する。「旧友を悲しみのうちに—・る」

1. ３ 時を過ごす。「失意の日々を—・る」

1. ４ 順々に先に移動させる。「手渡しでバケツを—・る」「バントで走者を次の塁に—・る」

1. ５ 送り仮名をつける。「活用語尾を—・る」

[可能]おくれる

類語

• 送り付ける(おくりつける)
• 送り届ける(おくりとどける)
• 届ける(とどける)

おく・る【遅る／後る】

の解説

［動ラ下二］「おくれる」の文語形。

おく・る【贈る】

の解説

［動ラ五（四）］《「送る」と同語源》

1. １ 感謝や祝福などの気持ちを込めて、人に金品などを与える。贈り物をする。「記念品を—・る」「はなむけの言葉を—・る」

1. ２ 官位や称号などを与える。「位階を—・る」

[可能]おくれる

類語

• 贈与(ぞうよ)
• 寄贈(きぞう)
• 寄付(きふ)

関連語

• 贈答(ぞうとう)
• 恵贈(けいぞう)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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