おだうらく【織田有楽】
[1547〜1622]安土桃山・江戸初期の武将。信秀の子。信長の弟。名は長益。兄の死後、一時は豊臣秀吉と対立したが、のち秀吉に仕え、大坂夏の陣の直前、京都に隠棲して風流を友とした。利休高弟七人の一。有楽流の祖とされる。織田有楽斎。
おだうらくさい【織田有楽斎】
⇒織田有楽
おださくのすけ【織田作之助】
[1913〜1947]小説家。大阪の生まれ。大阪庶民の生活を描いた作家として知られる。小説「夫婦善哉 (めおとぜんざい) 」「世相」「土曜夫人」、評論「可能性の文学」など。
おだたけお【小田岳夫】
[1900〜1979]小説家。新潟の生まれ。本名、武夫。外務省書記として中国杭州に赴任。「城外」で芥川賞受賞。他に「魯迅 (ろじん) 伝」「紫禁城の人」など。
おだのぶかつ【織田信雄】
[1558〜1630]安土桃山・江戸初期の武将。信長の次男。名は「のぶお」とも。豊臣秀吉と小牧・長久手で戦ったが、その後に和睦 (わぼく) 。大坂の陣では徳川家康に味方し、大和国宇陀郡松山に5万石を与えられた。
おだのぶたか【織田信孝】
[1558〜1583]安土桃山時代の武将。信長の三男。本能寺の変後、豊臣秀吉とともに明智光秀を破った。のち、柴田勝家とともに秀吉と対立。兄信雄に攻められて降伏し、自殺。
おだのぶただ【織田信忠】
[1557〜1582]安土桃山時代の武将。信長の長男。父に従い転戦し、岐阜城主となった。甲斐 (かい) に攻め入り、武田勝頼を攻め滅ぼしたが、本能寺の変で宿所の妙覚寺を攻められ自殺。
おだのぶなが【織田信長】
[1534〜1582]戦国・安土桃山時代の武将。信秀の子。桶狭間 (おけはざま) に今川義元を討って尾張一国を統一。のち、京都に上って比叡山を焼き、浅井氏・朝倉氏を破り、将軍足利義昭 (あしかがよしあき) を追放、武田勝頼を三河の長篠 (ながしの) に破ったのち、安土に築城。中国出陣の途中、京都本能寺で明智光秀の謀反にあって自殺。
おだのぶひで【織田信秀】
[1508〜1551]戦国時代の武将。尾張の人。信長の父。今川義元・斎藤道三と対立。のち、斎藤氏と和睦 (わぼく) して道三の娘を信長の妻とした。
おだまこと【小田実】
[1932〜2007]小説家・文芸評論家。大阪の生まれ。米国留学中に世界を巡った旅行記「何でも見てやろう」がベストセラーとなる。「ベトナムに平和を! 市民連合」(ベ平連)を結成、反戦運動に取り組む。「『アボジ』を踏む」で川端康成文学賞受賞。他に「現代史」「HIROSHIMA」「ベトナムから遠く離れて」など。