おろ‐か【^▽疎か】

の解説

［形動］［文］［ナリ］

1. １ （「…はおろか」「…もおろか」などの形で）言うまでもないことである。もちろん。「掃除は—、布団を上げたこともない」

1. ２ いいかげんに扱うさま。思いやりが薄いさま。おろそか。

   1. 「—にそ我は思ひし乎布 (をふ) の浦の荒磯 (ありそ) の巡り見れど飽かずけり」〈万・四〇四九〉

おろ‐か【愚か】

の解説

［形動］［文］［ナリ］《「疎か」と同語源》

1. １ 頭の働きが鈍いさま。考えが足りないさま。「彼の言葉を—にも信じてしまう」

1. ２ ばかげているさま。「戦争など—なことだ」

1. ３ 未熟なさま。

   1. 「この芸に—なるを見て」〈徒然・一九三〉

[派生]おろかさ［名］

類語

• 愚かしい(おろかしい)

関連語

• 低能(ていのう)
• 愚(ぐ)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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