《「かくごん」の撥音 (はつおん) の無表記》

  1. かくごん1」に同じ。

  1. 平安時代、院・親王家・大臣家などに仕えた武士。恪勤者。かくごん。

    1. 「院の—して侍ひ給ふ、いとかしこし」〈大鏡道隆

  1. 中世宿直 (とのい) 行列先走りなど、幕府内部の雑役に従事した武士。恪勤者。恪勤の侍。かくごん。

    1. 「或は青侍 (せいし) —の前に跪 (ひざまづ) く」〈太平記・一二〉

[名](スル)
  1. 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は—のうえだ」「断られるのは—している」

  1. 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。

  1. きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。「もうこれまでだ、と—する」

  1. 覚えること。記憶すること。

    1. 「時にあたりて本歌を—す」〈徒然・二三八〉

  1. 知ること。存知

    1. 「郎従小庭に伺候の由、全く—仕らず」〈平家・一〉

出典:青空文庫

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