1. かせとくさり。昔、罪人をつなぐのに用いた刑具

    1. 「—を抜きて逃げなんとしけるに」〈今昔・二五・一一〉

  1. 禅宗で、我見 (がけん) など無形束縛を、1にたとえていう語。

《「」と同語源》トチなどの実の殻 (から) 。

《「」と同語源》

  1. 日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの。藺 (い) 菅 (すげ) などで浅い円錐形に作る。「」と区別するために「かぶりがさ」ともいう。

  1. 1の形をしたもの。「電灯の—」「ランプの—」

  1. 紋所の名。神宮笠・丸に笠・柳生 (やぎゅう) 笠など。

《「」と同語源》雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの。竹や金属の骨に紙や布をはり、柄をすえて開閉ができるようにしたもので、「」と区別するために「さしがさ」ともいう。「—を差す」

分に過ぎたこと。分不相応なおごり。ぜいたく。

「—殊の外に好ませ給ひて、大饗せさせ給ふに」〈大鏡伊尹

  1. 物の大きさ、分量体積容積。「荷物の—が張る」「水の—が増す」

  1. 高い所。

    1. 「敵の行く前 (さき) 難所なる山路にては、—より落とし懸けて」〈太平記・一五〉

  1. 威厳貫禄。重み。

    1. 近代は在家の風情皆かはりて、心の—もなく、器量も弱く」〈沙石集・四〉

《「」と同語源》太陽や月の周囲にできる淡い光の輪。光が高層大気中に浮かぶ氷の微細な結晶通過するときに屈折して起こる。日暈 (ひがさ) ・月暈 (つきがさ) の類。光環 (こうかん) 。ハロー。うん。

  1. 皮膚のできもの、はれもの。また、傷の治りぎわにできるかさぶた。

  1. 梅毒俗称

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2023年11月