《「かんじょう」の撥音の無表記から》律令制で、太政官弁官の下に置かれた官。下級官吏である使部 (つかいべ) の監督官庁および諸設備の管理整備などをつかさどった。

一般民衆実情。庶民生活のようす。「—に通じる」

  1. 仏道修行者が、火中に身を投じて死ぬこと。→水定土定

  1. 密教で、火生 (かしょう) のこと。

《墓を堅固な城にたとえていったもの》墓。墓地。

味のよい酒。美酒

《古くは「かしょう」とも》

  1. 河の水の上。河の水面。

  1. 河の上流。かわかみ。

  1. 河のほとり。

法令法律。また、その条目

昔、科挙を行った場所。転じて、試験場。

かけ渡したものの上。また、棚の上。「—の書」

一家の記録。家の歴史

ふだん行われているありふれたこと。

渦巻きのような形・状態。うずまきがた。

過失をわびる書状。わび状。あやまり状。怠状。

「公家とがめ仰せられて、検非違使—奉りけるとぞ」〈続古事談・五〉

室町時代末から始まった年中行事。陰暦6月16日に疫病を防ぐため、16個の餅 (もち) や菓子神前に供えてから食べた風習。江戸時代には主君家臣菓子を賜る行事となり、民間では16文で菓子を買って笑わずに食べる風習となった。名称は、年号嘉祥 (かしょう) 、または室町時代に用いられていた宋の嘉定通宝によるものという。「嘉定通宝」の略称「嘉通」が「勝つ」に通ずることが武家に喜ばれた。嘉祥食い。かぞう。

[名]ある事柄を、いくつかに分けて並べて述べた、その一つ一つの条項
[接尾]助数詞。数を表す漢語に付いて、項目の数をかぞえるのに用いる。「五—の御誓文」
[補説]は「カ条」「ヶ条」などとも書く。
[名・形動]必要程度数量を越えて多いこと。ありあまること。また、そのさま。「—な生産物」「自信—」
[派生]かじょうさ[名]

出典:青空文庫

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2023年7月