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辞書
1 語ること。また、その話。
2 記録映画やラジオ・テレビのドラマなどで、筋や場面を説明・解説すること。ナレーション。
3 能で、事件や由緒などを節がなくて抑揚の少ない、多くは散文調の詞 (ことば) で物語ること。また、その部分。主にワキが演じる。
4 狂言で、普通のせりふとは違う独白形式の改まった口調で、事件や由緒を物語ること。また、その部分。
5 歌舞伎で、看板や番付の外題 (げだい) の上などに、その作の概要を掛け詞・縁語などを多用した美文調で述べたもの。立 (たて) 作者が書いた。
6 語り伝える事柄。話題。
「永き世の—にしつつ後人の偲 (しの) ひにせむと」〈万・一八〇一〉
人をだまして金品を巻き上げること。また、その人。詐欺。詐欺師。「—を働く」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
かたりあい【語り間】
能の間 (あい) 狂言の一。中入りの間に、狂言方がワキの質問に対して故事来歴などを語るもの。また、その役。居語りと立ち語りがある。
かたりく【語り句】
1 平曲で、節をつけずに素声 (しらごえ) で語る部分。⇔引き句。 2 語りぐさ。「さあ、末代までの—に」〈浄・用明天王〉
かたりぐさ【語り種】
いつまでも人の口に上るような話題。話のたね。かたらいぐさ。「のちのちまでの—になる」
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出典:青空文庫
・・・何かと思えば、浪花節語りの下っ端なんだそうだ。君たちもこんな話を・・・ 芥川竜之介「一夕話」
・・・の狐! 男たらし! 騙り! 尼天狗! おひきずり! もうもうもう・・・ 芥川竜之介「二人小町」
・・・つめていたが、浪花節語りのような妙に張りのある声で突然口を切った・・・ 有島武郎「カインの末裔」
騙り
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