奈良県橿原 (かしはら) 市大軽 (おおかる) 付近の古地名。古代には交通の要地で軽の市 (いち) があった。
[動ラ五(四)]
1 伸び茂っているものを根元を残して切り払ったり、切り取ったりする。「草を―・る」「髪を―・る」
2 演劇で、俳優や時間その他の都合により、上演中の脚本の一部分を省略して演じる。
[動ラ五(四)]
1 鳥獣を追いかけて捕らえる。狩りをする。「鹿を―・る」
2 罪人などを捕らえるために捜し求める。「山を―・る」
3 花や草木を、観賞するために尋ね探す。
「桜を―・り、紅葉を求め」〈方丈記〉
[動ラ五(四)]
1 追いたてる。せきたてて追う。「牛を―・ってさくの中に追い込む」
2 速く走らせる。急がせる。「車を―・って現場へ急ぐ」
3 ある行動を取らなければならないような気持ちにする。また、ある感情をますます強くする。「好奇心が探求へと―・る」「うわさが人々を不安へと―・った」→駆られる
出典:青空文庫
・・・こう云う鼠を狩るために鼠を一匹捉えたものには一日の上陸を許すと云・・・ 芥川竜之介「三つの窓 」
・・・小児等の糸を引いて駈るがままに、ふらふらと舞台を飛廻り、やがて、・・・ 泉鏡花「紅玉 」
・・・これをさえ手に狩るまでの、ここに連れだつ、この優しい女の心づかい・・・ 泉鏡花「小春の狐 」