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かん とは？ 意味・読み方・使い方

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かん【▽上】
の解説

《「かみ」の音変化。「かむ」とも表記する》「かみ（上）」に同じ。

「—つ宮」〈用明紀〉

かん【干】
の解説

横笛の指孔の一。6指孔の笛では1番先端に近い穴、7指孔の笛では先端から2番目の穴。

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かん【▽欠】
の解説

《「欠」の字音「けん」の音変化》目方・分量などが減っていること。また、その減った量。

「目を懸けしに、思ひの外に—のたつこと」〈浮・永代蔵・二〉

かん【刊】
の解説

刊行。出版。「隔月—」「一九八〇年五月—」

かん【甲】
の解説

邦楽で、高い音域の音。また、調子の高い音。⇔乙 (おつ) 。

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［美術・音楽］の言葉

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かん【×奸／×姦／×姧】
の解説

よこしまで悪賢いこと。また、その人。

「—を禁じ乱を遏 (とど) むるの用多くして」〈中村訳・西国立志編〉

かん【汗】
の解説

《khanの音写》「ハン」に同じ。

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かん〔クワン〕【缶／×罐／×鑵】
の解説

《(英)canまたは(オランダ)kanから。「缶」「罐」「鑵」は当て字》

  1. １ 金属の薄い板で作った容器。特に、ブリキ製のものをいう。「石油—」

  1. ２ 「缶詰」の略。「鮭 (さけ) —」

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かん【×坎】
の解説

  1. １ 穴。くぼみ。

    1. 「—の火っ気が、快い温みを漂わせていた」〈芥川・将軍〉

  1. ２ 易の八卦 (はっけ) の一。で表す。水にかたどり、方位では北に配する。

かん【肝】
の解説

  1. １ 肝臓。きも。〈日葡〉

  1. ２ 《昔、魂の宿るところとされたところから》心。まごころ。

    1. 「—ヲクダク」〈日葡〉

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かん〔クワン〕【官】
の解説

  1. １ 国の政務を執行する機関。朝廷・政府など。役所。おおやけ。

    1. 「—も商売上手やが」〈上司・太政官〉

  1. ２ 役所における職務・地位。また、それをつかさどる人。役人。官吏。「—に就く」「—を辞す」

  1. ３ 「太政官 (だいじょうかん) 」の略。

かん【長＝官】
の解説

「かみ（長官）」の音変化。

「大将も—の君もみなおり給ひて」〈源・若菜上〉

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かん〔クワン〕【冠】
の解説

［名］かんむり。
［ト・タル］［文］［形動タリ］最もすぐれているさま。首位に立つさま。「世界に—たる誉れ」
［接尾］助数詞。スポーツや将棋などの競技・大会で、勝ち得た称号の数や優勝回数を数えるのに用いる。「タイトル三—を達成する」

かん〔クワン〕【巻】
の解説

［名］

  1. １ 巻物。巻物にした書物。巻子本 (かんすぼん) 。「—を開く」

  1. ２ 書物。書籍。

  1. ３ 何冊か合わせてひとまとまりとなる書籍の、その一つ一つ。

［接尾］助数詞。

  1. １ 書籍の冊数をかぞえるのに用いる。「全3—の書物」

  1. ２ 巻物やテープ、フィルムなどの数をかぞえるのに用いる。「巻物3—」「フィルム5—」

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かん【×疳】
の解説

  1. １ 疳の虫によって起こるとされる、小児の神経症。夜泣きやひきつけなどの発作を起こす病気。

  1. ２ 「癇 (かん) 2」に同じ。「—が高ぶる」

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かん【勘】
の解説

  1. １ 物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「—が働く」

  1. ２ 古文書で、内容の了解を示す符号や点。

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かん〔クワン〕【患】
の解説

苦しみ。悩み。わずらい。

「夫親の苦は婦子の—と為り」〈福沢・文明論之概略〉

かん〔クワン〕【貫】
の解説

［名］

  1. １ 尺貫法の重さの単位。1貫は1000匁 (もんめ) 、すなわち3.75キロで、明治24年（1891）から昭和33年（1958）まで商取引で用いられた。

  1. ２ 銭貨を数える単位。1貫は銭1000文。江戸時代、実際には960文が1貫とされ、明治時代には俗に10銭を1貫とも称した。貫文 (かんもん) 。

  1. ３ 律令制で、戸籍に記載されること。また、その土地。本貫。

  1. ４ 中世、土地面積の表示に用いた単位。一定の広さではなく、租税となる米の収獲高を銭に換算して表したもの。

［接尾］⇒かん
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かん【寒】
の解説

  1. １ 寒いこと。冬の寒さ。「海辺に—を避ける」⇔暑。

  1. ２ 二十四節気の小寒と大寒の時期。暦の上で寒の入りから立春までの間。1月6日ごろから2月4日ごろまでの約30日間。「—が明ける」《季 冬》⇔暑。

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かん〔クワン〕【棺】
の解説

死者を葬るときに遺体を納める容器。ひつぎ。

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かん〔クワン〕【款】
の解説

  1. １ まごころ。また、親しい交わり。

  1. ２ 法律文や規約などの条項。箇条書き。

  1. ３ 予算や決算の費目の区分の一。部・款・項・目・節の順となる。

  1. ４ 金石などに文字をくぼめて刻むこと。また、その文字。→款識 (かんし) 

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かん【×稈】
の解説

稲・竹などの、中空になっている茎。

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かん【間】
の解説

［名］

  1. １ 物と物、場所と場所とを隔てる空間的な広がり。また、その距離。「天地の—」「その—約八キロ」「目睫 (もくしょう) の—に迫る」

  1. ２ ある時点とある時点とのあいだ。あるひと続きの時間。「その—の事情はわからない」「ボールが外野を転々とする—に」

  1. ３ すきま。間隙 (かんげき) 。「多忙の—を縫って出席する」「—に乗じる」

  1. ４ 心の隔たり。「—を生じる」

［接尾］名詞に付いて、ある物事・時間・場所と他の物事・時間・場所とのあいだ、人と人との関係などの意を表す。「五日—」「東京、大阪—」「学校—の連絡」「夫婦—のもめごと」

かん【感】
の解説

  1. １ 深く心が動くこと。感動。「—に入る」

  1. ２ 物事に接して生ずる心の動き。感じ。「今さらの—は否めない」「隔世の—」「親近—」

  1. ３ その物事の様子。「安定—」「重厚—」

[補説]2・3は俗に、「やった感」「まったり感」「透 (す) け感」など、名詞以外の下に付いて用いられることもある。

かん【漢】
の解説

中国古代の王朝。前202年、高祖劉邦 (りゅうほう) が建国。長安を都とする前漢（西漢）と洛陽を都とする後漢（東漢）とに分かれる。両者の間に、王莽 (おうもう) が建国した新による中断がある。220年滅亡。
三国時代の蜀漢 (しょっかん) 。また、五胡十六国の成漢・漢（前趙 (ぜんちょう) ）、五代十国の後漢・北漢・南漢など。
中国本土や中国の異称。また、漢人・漢字・漢文など中国に関する事物をさす。
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かん【×骭】
の解説

すね。すねの骨。

かん〔クワン〕【管】
の解説

［名］内部がからで筒状のもの。くだ。「ガスの—」
［接尾］助数詞。笛・筆など、くだ状の物を数えるのに用いる。「一— (いっかん) の笛」
類語

かん〔クワン〕【関】
の解説

  1. １ 出入りを取り締まる所。関所 (せきしょ) 。せき。

  1. ２ 経穴 (けいけつ) の一。へその近くにある。関元 (かんげん) 。

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［医学］の言葉

［東洋医学］の言葉

かん〔クワン〕【歓】
の解説

よろこび。

かん【×緘】
の解説

とじること。特に、手紙・書類などの封じ目。また、そこに書く文字。

かん【×燗】
の解説

酒を器に入れて適度に温めること。また、その加減。「—をつける」「—をみる」「熱 (あつ) —」

かん〔クワン〕【館】
の解説

  1. １ 大きな建物。「万博のアメリカ—」

  1. ２ 図書館・博物館など、「館」と名のつく建物・施設。「—の運営」「—の財産」

かん〔クワン〕【環】
の解説

  1. １ 円くめぐって終わりのない形。輪。

  1. ２ 数学で、任意の元の間に二つの演算（加法・乗法）が定義され、加法について交換法則が、乗法について結合法則が、加法・乗法について分配法則が成り立つときの集合。

  1. ３ 原子が環状に結合した構造。この構造を分子内にもつ化合物を環式化合物という。

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かん【×癇】
の解説

  1. １ ひきつけなどを起こす病気。

  1. ２ ちょっとしたことにも興奮し、いらいらする性質・気持ち。疳 (かん) 。「—が強い」

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かん〔クワン〕【観】
の解説

  1. １ 外から見たようすや感じ。外見。「別人の—がある」

  1. ２ 仏語。真理を観じること。物事を細心に分別して観察し、道理を悟ること。

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かん【韓】
の解説

中国、戦国時代の国。戦国七雄の一。晋 (しん) に仕えていた韓氏が、魏氏・趙氏とともに晋を滅ぼし、領土を3分。前403年に諸侯に列せられて、現在の山西省南東部から河南省中部を領有。都は、平陽から宜陽 (ぎよう) 、のち鄭 (てい) 。前230年、秦 (しん) に滅ぼされた。
⇒三韓 (さんかん) 
李氏朝鮮が1897年から1910年まで用いた国号「大韓帝国」の略称。大韓。
「大韓民国」の略。
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かん【×羹】
の解説

《唐音》

  1. １ 肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集〉

  1. ２ 雑煮。

    1. 「正月の祝に、晴れなる座敷へ—を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉

  1. ３ 餅菓子 (もちがし) 。

    1. 「『常に食べぬ物でござあった』『それならば—の類であらう』」〈虎明狂・文蔵〉

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かん【艦】
の解説

戦闘用の船。

かん〔クワン〕【×鐶】
の解説

  1. １ 机・たんすなどの引き出しにつける金属製の取っ手。

  1. ２ 切れ目の入った鉄の輪で、茶釜の両耳に差し入れて釜の上げ下ろしに用いるもの。

  1. ３ 紋所の名。1の形を図案化したもの。鐶桐 (かんぎり) ・鐶雀 (かんすずめ) ・四つ鐶菱 (かんびし) などがある。

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かん【鑑】
の解説

古代中国の青銅器の一。春秋時代に盛行した。深鉢状をした大型のたらいの一種で、一対ないし二対の耳 (じ) （取っ手）がつく。沐浴 (もくよく) などに使用。

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カン【Caen】
の解説

⇒カーン

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カン【槓】
の解説

《(中国語)》マージャンで、同じ牌 (パイ) 4個の組み合わせをつくること。

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かん【閑】
の解説

［名・形動］暇なこと。また、落ち着いてのどかなさま。「忙中—あり」
  • 「やさしき鳩、—なる鳩」〈露伴・露団々〉

かん〔クワン〕【寛】
の解説

［形動］［文］［ナリ］扱いが緩やかなさま。「—に過ぎる処置」

かん〔クワン〕【緩】
の解説

［形動］［文］［ナリ］物事の進行がゆったりしているさま。
  • 「或いは急に、或いは—に遠慮なく駆け廻る」〈緑雨・油地獄〉

かん【簡】
の解説

［名・形動］

  1. １ 手軽なこと。また、そのさま。

  1. ２ 中国で、紙の発明以前に、文字を記した竹や木の札。転じて、書簡。

かん【×竿】
の解説

［接尾］助数詞。さおの数をかぞえるのに用いる。「一—の旗竿 (はたざお) 」

かん【神】
の解説

［語素］「かみ（神）」が名詞、動詞の上に付いて、複合語を作るときの語形。古く、「かむ…」と表記されたものが、中世以降「かん…」と発音・表記されたものと、「かみ…」が撥音化して「かん…」となったものとがあって、その区別はつけにくい。「—主」「—さびる」「—さる」

かん【甲】
の解説

⇒こう

かん〔クワン〕【完】
の解説

終わること。小説や映画などの終わりに用いる。「第一部、—」

かん
の解説

［接尾］助数詞。握り鮨 (ずし) の数を数えるのに用いる。鮨一つが一かん。
[補説]「貫」と当てて書くこともある。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

かん の慣用句・熟語(14)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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2024/06/23 12:03

出典：gooニュース

かん の例文(51)

出典：青空文庫

  • ･･･顔馴染みの鎮守府司令長官や売店の猫を見た時の通り、「いるな」と考･･･ 芥川竜之介「お時儀」

  • ･･･同時にまたハッサン・カンという名高い婆羅門の秘法を学んだ、年の若･･･ 芥川竜之介「魔術」

  • ･･･最初の北海道の長官の黒田という人は、そこに行くと何といっても面白･･･ 有島武郎「北海道に就いての印象」

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