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辞書
「髪」「かんざし」の幼児語。
「宵子さん—結 (い) って上げましょう」〈漱石・彼岸過迄〉
「汗青 (かんせい) 」に同じ。
肝臓で作られた胆汁を集めて運ぶ細い管。左葉と右葉から出て、肝門部で合流して総肝管となる。
見る人。また、読者。
「—この二冊を以て全部の難易を評する勿 (なか) れ」〈福沢・学問のすゝめ〉
1 品物の目方を量ること。明治の初め、生糸の取引の際に、生糸の重量を改めたことからいう。
2 「看貫秤 (かんかんばかり) 」の略。
仕事の少ない、あまり重要でない官職や官吏。
「この人、—の昔、五部の大乗経を一字三礼に書き供養して」〈太平記・一三〉
感覚器官。また、その働き。
中国で、敵に通じる者。売国奴。特に、抗日戦争下、日本に協力した者をいう。
19世紀中ごろからフランスで流行した速いテンポの踊り。長いスカートをまくり、足をはね上げて踊る。フレンチカンカン。
1 金属・石などの堅い物がぶつかって出す、高く澄んだ音を表す語。「半鐘の音が—(と)響き渡る」
2 日ざしが強いさま。「真夏の太陽が—(と)照りつける」
3 炭火などが勢いよくおこっているさま。「火鉢の火が—おこっている」
1 ひどく怒っているさま。「—になってどなりつける」
2 非常に堅そうなさま。「道路が—に凍る」
[アクセント]はカンカン、はカンカン。
ギニア東部の都市。ニジェール川の支流ミロ川に面し河港を有す。カンカン州の州都。17世紀に建設され交易で栄えた。19世紀にサモリ=トゥーレが創始したサモリ帝国に支配され、続いてフランス領になった。首都コナクリからの鉄道の終着点。西アフリカ最大のモスクの一つがある。
堀田善衛の短編小説。日本敗戦前後の上海 (シャンハイ) を描く。昭和26年(1951)発表。同年、「広場の孤独」とあわせ第26回芥川賞受賞。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
かんかんいし【かんかん石】
讃岐岩 (さぬきがん) の別名。
かんかんがくがく【侃侃諤諤】
[ト・タル][文][形動タリ]正しいと思うことを堂々と主張するさま。また、盛んに議論するさま。「—と意見をたたかわす」
かんかんでり【かんかん照り】
夏、太陽が強く照りつけること。また、そのような天候。
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出典:青空文庫
・・・蔵盆に筵を敷いて鉦をカンカンと敲く、はっち坊主そのままだね。」「そん・・・ 泉鏡花「縷紅新草」
・・・で馘首された社員は皆カンカンになって結束して沼南に迫った。そ・・・ 内田魯庵「三十年前の島田沼南」
・・・に迫るものがあって、カンカン明るく点けておいた筈の洋燈の灯が・・・ 小山内薫「女の膝」
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