1. 冕板 (べんばん) をつけたかんむり。また、かんむり。

    1. 「臣下は北面にして階下に―をうち垂る」〈太平記・二四〉

  1. いちばんすぐれているもの。首位。

    1. 「実に古今の―為 (た) り」〈童子問・下〉

[名](スル)
  1. 他人の過失や要求などを許してやること。堪忍。「今度だけは―してやる」「保証人になる話は―してもらった」

  1. 物事のよしあしをよく考えること。

    1. 「心身の不完全は…其人の罪にあらざれば此辺の―最も大切なる事なり」〈福沢福翁百話

  1. やりくりすること。算段。

    1. 「所務の―上手の人なれば」〈甲陽軍鑑・三二〉

[名・形動]簡単で便利なこと。手軽なこと。また、そのさま。「簡便な道具」「食事を簡便に済ます」
[派生]かんべんさ[名]

出典:青空文庫