きごうろん【記号論】
1 《semiotics/semiology》一般に記号といわれるものの本質・在り方・機能を探究する学問。米国のパースとスイスのソシュールに始まるとされ、論理学・言語学・人類学・芸術などに関連する。 2 《semiotic》科学的経験主義で展開された記号の機能に関する理論。機能の三側面に従い、語用論・意味論・統語論から成る。 [補説]書名別項。→記号論
きごうろんりがく【記号論理学】
命題・概念・推論などを、その要素と関係に還元して記号で表記し、論理的展開を数学的演算の形で明らかにする論理学の一分野。哲学・数学などに応用される。数学的論理学。数理論理学。→論理学
きごうしきとうひょう【記号式投票】
選挙の投票方法の一つ。あらかじめ投票用紙に印刷された候補者の氏名や政党名に丸印などをつけて投票するもの。→自書式投票
出典:青空文庫
・・・に数えはじめた。彼は揮毫を勧められても、滅多に筆をとり上げたこと・・・ 芥川竜之介「三つの窓」
・・・ますが、絶所、悪路の記号という、あのパチパチッとした線香花火・・・ 泉鏡花「半島一奇抄」
・・・袋の文字は大河内侯の揮毫を当時の浅草区長の町田今輔が雕板したもの・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」